登校拒否を考える親・市民の会(鹿児島) 登校拒否も引きこもりも明るい話


TOPページ→ YOKOさん「生き方は自由!」ほか、2024年9月例会資料から





2024年9月例会(9/15)の資料の中から、
YOKOさんの「生き方は自由!」と題する掲示板投稿記事と
同記事への返信投稿やメールでの補足や感想を紹介します。



「生き方は自由!」  YOKOさんの投稿

内沢達(HP管理人)の返信
にゃおみさんの返信
megurinさんの返信
YOKOさんの返信

YOKOさんのメールでの補足
「I」さんのメールでの感想










        
    





生き方は自由! - YOKO

2024/07/26 (Fri) 23:52:51

 

7月例会もとても楽しい時間でした。

今回のテーマの「大人のよかれは、子どもの迷惑」と「〇〇に優しく、自分にはもっと優しく」は、同じことについて話しているなと感じました。

子どもが周りと同じようにしないと不安になり、あなたのためを思って伝えているんだと、親は子どもを枠の中に入れようとしたり、子どもが何か好きなことを見つけると、それを頑張って何かに繋げてほしい、結果を出してほしいとつい熱が入ってしまう。

しかし、それは子どものためだけではなく、突き詰めると親自身が安心したいからなのです。子どもが自分の思うようなふるまいをしてくれたら幸せ、そうでないと不幸せ。これは親が自分の幸せを子どものふるまいに依存している状態です。

そしてこれは子どもにとってとても窮屈で不自由な状態です。せっかく好きで始めたことすらも、つまらなく感じてしまいかねないのです。芽を摘まないことが大事です。

自分がどうしたいかよりも、周りに合わせて生きてきたり、自分の気持ちを大事にすることなんてとうの昔に忘れてしまった大人たちにとっては、周りと違うことを自分の意思で決断していく我が子を理解できない。理解できないから不安になる。

でも本当は自分はどう生きたいのか、自分の好きを大事にして今を精一杯生きてもいいんじゃないかということを我が子の決断によって気付かされ、学ばせてもらえるものすごく大きなギフトなのではないでしょうか。

そうして、親自身が自分はどうありたいのか、自分は何が好きなのか、自分はどう感じているのだろうかと自分と向き合い始めると、今まで子どもに向いていた矢印が自分に向き始めるのです。

親としてこうあるべきだ、大人ならこうするべきだというような「べきべき」は本当に必要なのか? 自分はそれが好きなのか? 今まで考えもしなかったようなことが浮かんだり、今まで正しいと信じていたことが本当に必要なのかと色々な発見がある。

すると、今まではこうあるべきでしか考えられなかった親も、自分の気持ちと向き合う中で小さなこうしたいが芽生え始め、自分を少しずつ大事にできるようになる。

自分の気持ちを大事にして、自分に優しくなればなるほど、人は自己中心的になるのではなく、本当のところは周りにもどんどん優しくなる。

なぜなら自分が自分の気持ちを尊重するように、他者には他者の考えがあることを尊重できるようになるからです。そうすると、親のよかれを押し付ける必要がなくなるのです。

自分に優しくできない人は、他者にも本当の意味では優しくできないと思います。

自分に優しくとは、周りを自分の思うようにコントロールすることで気分の良さを維持したり、わがまま放題するのとは全く違って、自分で自分の気持ちが和らぐように自分のあるがままを、全方位頭の中で肯定してあげて自分を楽にしてあげること。自分の機嫌は自分でとること。自分が考えていることを他人はいちいち理解できないのだから、自分の思うように振る舞ってほしい、自分の機嫌を取ってほしいというのは無理な話。自分で自分の気持ちが和らぐようなことに意識を向けたり、自分が楽しめることをしてあげて自分自身が幸せでいることが大事です。

そうやって自分にとことん優しく、自分が生きたいように生きる親の姿は、子どもにとって何よりのお手本ではないかと思います。

自分に優しくなればなるほど、周りにも優しくなり、気分良く過ごしていると、何があってもそこからまた物事は更に面白く展開していくだろう、これからの人生が更に楽しみだなという気持ちで今を楽しみながら生きていると自由を感じます。

自分の人生の選択をする子どもたちによって色々と気付かされ、自由な心で生きられるきっかけをくれた子どもたちには感謝しかありません。

これによって、親の会でたっちゃん、トモちゃんご夫妻、皆様と出会えて更なる気付きをもたらされることにも感謝で一杯です。

毎回思いますが、なんて素敵な会なんでしょう!

いつもありがとうございます。

 

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Re: 生き方は自由! - 内沢 達 (HP管理人)

2024/07/27 (Sat) 14:56:53



YOKOさん、投稿ありがとうございます。

親である私たちが「どう生きたいのか」「どうありたいのか」と自身に向き合うようになると、「小さなこうしたいが芽生え始め自分をすこしずつ大事にできるようになる」んですね。

「そうやって自分にとことん優しく、自分が生きたいように生きる親の姿は子どもにとって何よりのお手本ではないか」。同じことですが、そうした親のありようは子どもへの何より応援ですね。

案外というか、いや本当にというべきか、自分自身へのやさしさを意識していない方がとても多いように思います(いや私たちだって最初はそうだったんですね。子どもたちのおかげで気づきました)。

「自分に優しくなればなるほど、周りにも優しくなり、気分よく過ごしている」「今を楽しみながら生きている」。そんな様子をこれからもいっぱい交流していきたいと思います。

 

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Re: 生き方は自由! - にゃおみ

2024/07/28 (Sun) 23:25:57

 

YOKOさん、ありがとうございます。

そうだよね!そうそう!と思いながら読ませてもらいました。

私もよかれと思って、子どもに迷惑なことをたくさんしてきました。

親の会に出会い、「嫌なことはしない、させない」と学びました。

好きなことだけやってみればと言いつつ、やり始めたらそれを頑張ってほしくて…

始めるのも自由、辞めるのも自由でないと始めるのが嫌になりますよね。

子どもにあまり気を向けず、自分自身がいつかやろうと思っていたことを今、やろうと思いました。

私は何がしたい?何が好き?

子どものことにかまけて自分自身について考えることを後回しにし、

それが何かわからなくなっていました。

自分自身について深く考える機会を子どもにもらった気がします。

とにかくやってみようと行動したら、また新しい出会いに恵まれ楽しみが増えました。

私が自分の機嫌は自分でとり、穏やかに過ごしていると

不思議と家族もそうなるようです。

まずは私が幸せでいること!

私の人生は私のもの!

楽しまなきゃ損だよね!

と気楽に楽しく生きていきたい。

子どもたちにも、そう思ってもらえたらいいな…

それでも子どものことで色々ある時は、ホームページの中にある言葉を思い出して、子どものことは子どもにまかせて…

私は私のことを1番大切にして、優しくする。

子どもの課題で私が考えることではないと、課題の分離をすると大丈夫です。
また自分のワクワクを考えられます。

毎月の例会で、みなさんのお話を聞き、時には涙するときもありますが、

最後は大笑いして楽しかったと言える親の会に出会えて幸せです。

出会わせてくれた子どもに感謝してます。

みなさん、これからもよろしくお願いします。

 

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Re: 生き方は自由! - megurin

2024/08/01 (Thu) 00:02:49

 

YOKOさん、はじめまして! にゃおみさん、お久しぶりです!
例会に参加できないので、書き込みとてもとてもうれしく読ませていただきました。ありがとうございます!

わたしも、この会に出会って、子どもたちの生き方から、自分の持っている思い込みに気づき、少しずつ自分を大切にする行動をかさねていって、自分の人生は自分でつくれるものなんだ!とわかったとき、生きること自体が楽しくなることを身をもって知ることができました。それだけで、生きててよかった、万歳!と言いたい60歳です(笑)

お時間があるとき、また例会の楽しいお話聞かせてくださいね!

 

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Re: 生き方は自由! - YOKO

2024/09/11 (Wed) 10:52:39

 

皆さん、コメントありがとうございます。

私たちはみんなそのままの自分で幸せに生きる権利がありますね^_^

周りにどう思われるかよりもその時の自分にとっての最善の選択を選んだ子どもたちはすごいなと思います。

周りから見たら逃げてるとか、弱いと捉えられても、

本当の強さとは自分の感覚を大事に生きること(自分に優しい)だと私は思います。

それができる人はその先も自分を大事に生きていくことができるでしょうから安泰だと思っています 笑

自分を大事にする一歩一歩、一つ一つの選択は必ず自分を更なる幸せに導いていると思います。

また皆さんと楽しい交流ができるのを楽しみにしています。

ありがとうございます。

 

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YOKOさんからの補足メール8/2

 

自分のあるがままをOKしてあげる。

自分が苦しくなる物事や考え方に意識を向けるかわりに、自分の気持ちが和らぐ考え方、物事に意識を向けることで自分に優しく、自分を楽にしてあげること。

 

これが大切だと分かってはいてもそんなことすら考えたくもないというときもあると思います。

 

そういうときはとにかく休む。

そしてあるがままをひたすら焦らず見守る。

食べたくなければ食べなくてよし。

眠れないのなら寝なくてよし。

怒りたいならそれもよし。

泣きたいのならそれもよし。

人のせいにしたいときもある、そんな自分も責めなくてよし。

全部よしとする。

 

要は正しさより、そのときの自分にとって楽な方を選んであげる。

 

今の自分が少しでも心地よくなる方を一歩一歩選んであげる。

 

そうやって自分に優しく、楽にしてあげる先に、「塵も積もれば山となる」のごとくコップの水は必ず一杯になって溢れます。

 

そのコップに水を満たすことが必要なときに無理をしたら壊れます。

 

周りと違っても自分の選択を大事にする子どもたちによって、大人もコップの水が減るまで頑張らずに、水が減ったらすぐに足してあげれば良いことを学ばされます。

 

いつも自分に優しくしていたら、水は減るどころか常に一杯で満たされます。

 

その大切さを全力で教えてくれていると感じてきました。

 

それに親が気付いて親は自分のコップを満たしていくようになると、子どもは安心して自分のコップを満たすことに集中できると思います。

 

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「I」さんからのメール8/6

 

YOKOさんの投稿、たっちゃん、にゃおみさん、megurinさんの返信も拝見しました。

YOKOさんの投稿はそうだなと思うことがたくさん書かれていてすごいなぁ!と改めて思うことでした。

 

「親が自分の幸せを子どものふるまいに依存している」なんて、
まさしく以前の私です。

学校さえ行ってくれたら、みんなと同じことさえしてくれたら。

私の幸せは子どもに委ねられていましたので、
子どもが学校に行かない、みんなと同じことができない状況になって、
夫に責められ、自分で自分を責めて、私の人生終わった…
と思っていましたから。

 

でもそうじゃなかったんです。

私が子どもへの依存を手放して、

少しずつ私も子どもも自由に楽になれたような気がします。

 

息子が高校生になって学校に通うようになり、夏休みを迎えました。

周りの多くの反応は「行けるようになったんだね。よかったね!」です。

「夏休み明けも行くとは限らないからね。」と答える私に、

「夏休み明けは最悪の事態も想定しておかないとね。」とのアドバイス。

 

私にとってよかったことは、学校に行けるようになったことより

不登校を経験したことなので、

夏休み明けに学校に行かないことがどうして最悪の事態なのか?

行きたくないという心の声を無視して嫌々学校に行くことがいいことなの?

と思ってしまい、全く会話がかみ合いません。

 

子どもの不登校をきっかけに親の会に通うようになって、

さらに自分の病気を経験して、

物事にはいいも悪いもないと思うようになりました。

その物事、出来事があるだけで、それ自体には何の意味もないんですよね。

それに勝手な意味付けをして喜んだり悲しんだりしているだけで、

世間一般にいいと言われていることがいいことなのか?

本当にそうなのか?

 

私は病気になって、友人に「可哀想に」と言われたとき大きな違和感を感じました。

病気のことを調べて、私ってついてる! と思っていたときだったのでなおさらでした。

健康でいられることが一番なのでしょうが、なってしまったものはしょうがないですし、ここ数十年で医療が飛躍的に進歩し生存率が格段に上がっていていること。

さらにQOL(クオリティ オブ ライフ)を大切にする時代のおかげで多少の制限がありながらもやりたいことをできること。

好きなものを食べてお酒を飲めること。

子どもをすでに産んでいて出産によるリスクを負わなくてよいこと。

医療費助成制度のおかげで支出が抑えられていること。
(先月のお薬代は10割負担請求額がびっくりの27万円でした。)

病気になったのが家族の誰でもなく私だったこと。

これをついてると言っていいのかは個人の判断に委ねられますが、

私は自分がついていると思っていて、

でもだからといって前向きに病気に向き合っているわけではなく、

体調が悪い日が23日続くとこれが永遠に続くような気がして弱気になるし、

LINEやメールを返す気持にもなれず何もせずただひたすら寝ているだけなのですが、それでも私は自分のことを可哀想だと思ったことはないんですよね。

 

アツコさんと何度かやりとりをして、息子さんの様子をお聞きしました。

生きよう、回復しようと病気に向き合う息子さん、
なんて強い人なんだろうと思うことでした。

今後も透析をしたりリハビリをしたりしながら、
気を付けないといけないことがたくさんあるようなので、
本人も支えるご家族も大変だとは思いますが、

病気=可哀想ではないと思っていますので、

免疫抑制剤に一生お世話になる仲間として、

勝手に同志のような思いで息子さんの回復を心より願っております。

 






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初出: 2024.10.14  最終更新:2023.10.14

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