このホームページに初めていらっしゃったみなさんへ
私たち「登校拒否を考える親・市民の会(鹿児島)」のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
このホームページをご覧の方のなかには、お子さんが不登校の方も大勢いらっしゃることと思います。世間はそうした親御さんに「お子さんが不登校でご心配ですね」などと言うかもしれませんが、私たちはちょっとちがいます。
たしかに親は誰でも多かれ少なかれ「わが子のことが心配」です。そこは同じで、ちがいありません。けれども「不登校だから心配」と聞くと、そうではない見方や考え方があるのではないかと私たちは思っています。
不登校は普通否定的に見られますが、私たちの見方はちがって肯定的です。
子どもはもちろん、親も教員も誰も悪くありません。
悪くないどころか、いまの子どもたちは一番すばらしいと思います。
以前の貧しかった時代、学ぶ手段もほとんどが学校に限られていた時代には、こんにちのような不登校はありませんでした。不登校がないほうがよければ、そんな時代にもどったほうがいいのでしょうか。それは誰も望まないはずです。社会が豊かになって、多様な学びも可能になってきて、不登校が増えてきました。これを否定するのではなく、不可避的、必然的なこととして受け入れ肯定していくことに未来があるように思います。
人は人を変えられません。それはできないというよりも、人が人を変えるなんて恐ろしいことで、そもそもしてはいけないことだと思います。
相手が子どもでも同じです。大人も子どももみんな自分が自分の主人公です。
誰もが他者の奴隷になってはいけないし、他者の支配者になってもいけないのではないでしょうか。
でも、自分自身に対してはちがいます。
「自分のかけがえのない友」になって、誰よりも自身をもっと大切にしてあげたらいかがでしょうか。
自分自身のことですので、自分の気持ちを一番大切にして、毎日を少しでも気持ちよく過ごそうとすることは十分に可能です。
じつは、私たち、知らず知らずのうちに「会社人間」や「仕事人間」、「よき母」「よき妻」「よき嫁」を生きるようになり、自分自身を二の次にするようになっていました。「これではいけない」と気づかせてくれたのが不登校やひきこもりのわが子です。
このホームページにはたくさんの経験・体験談が載っています。
私たちは「ありがとう! あなたのおかげよ」とわが子に感謝することもできます。
子どもには子どもの人生があります。子どもがその後どうなったかではなく、親が、「主人公の私(僕)」がどうなり、今どうあるかといった視点からご覧いただきたいと思います。すると参考になることがとても多いのではないかと自負しています。
不登校やひきこもりについての新しい見方についても、たくさん記事があります。
「えっ!? こんな見方や考え方があったの!」と驚かれるかもしれません。
最初は、子どもや若者向けにまとめたQ&A
「私は、僕は、今、どうしたらいいの?!」
をご覧いただきたいと思います。
みなさんの選択肢が増えたり、世界が広がるなど、このホームページが役立ちますと大変うれしいです。
2017/11/20 HP管理人 内沢 達
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