登校拒否を考える親・市民の会(鹿児島) 登校拒否も引きこもりも明るい話


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体験談

2013年2月例会より


目次


1 自分の気持ちを一番に     みーやさん

2 「私のワクワク!」特集

3 息子に感謝!   Mさん

4 くるっターン!    ジェリさん

5 解決の道は自分のなかに   ちーちゃん





自分の気持ちを一番に     みーやさん



長男の部屋の模様替えはなんとか1月末に終わり、自分の部屋で寝るようにはなったんですが、甘えたいという気持ちはずっとあるようで、「今年を最後にしたいから協力してほしい」というようなことを言います。昼夜逆転で夜起きている時は、さびしいのか私と次男が寝ている和室に来ます。今週ももぐりこんできて、甘えてくるんです。それを見て次男が「僕は愛情を受けていないから学校に行かない」と言いだして、ふたりで私の取りあいをするんです。(笑)。

先日も夜中の1時半くらいになって、次男は長男がうるさいので眠れなくて、私もだんだん腹が立って、「弟が朝起きれなくて不登校になったら、あんたのせいだからね」と言ってしまったんです(笑)。長男はシュンとなって、あきらめて部屋に帰りました。

私は自分に正直になろうと思って、嫌なことは嫌、したくないことはしないと思っています。たとえば私がくつろいでテレビを見ていると、長男は私の膝に頭を乗せてくるんです。「マッサージして」と言うので、私もしてしまうんですが、だんだん疲れてくると突っぱねたりします。でも私もひねくれていて、長男がごろんとひっくり返ってテレビを見ていたりすると、かわいいなと思って無意識のうちに頭を触っていたりするんですよね。(笑)

私の母も84歳でかなりさびしくなってきているようです。昨日は、子ども達と動物園に行こうかと話していたんですが、金曜の夜に母に電話をかけたら、すごくさびしいと言っていたんです。実家は陽が当たらないし、うちに連れて来たら陽にも当ててあげられるしと、結局私は自分の気持ちのままに動こうと思って、子ども達には「ごめんね、お祖母ちゃんがかわいそうだから、歩かせたいし、陽にも当てたいから家に呼んで過ごさせたい」と言いました。次男は友達との約束があったようでそちらに飛んでいきました。長男が何か言うかなと思ったんですが、いいよ、と納得してくれました。


―――いいテーマで動いていますね。「自分に正直に」「自分の気持ちのままに動こう」。そこを外すとおかしくなってきます。母のために息子のためにと、自分を脇に置いてすると、自分がに無理をして不安もイライラも出てくる。結果、相手も信頼できなくなってしまう。だから自分が一番したいことをする。自分を最優先すると周りもうまくいくようになるんですね。


ゼロか100ではなく、母が60で、子ども達を動物園に連れ行きたいという気持ちは40くらいあるんです。でもとにかく強い気持ちの方を優先しようと思いました。そう心がけています。
先週の3連休の1日目は久しぶりに夫が車の運転をして家族4人で志布志までドライブに行きました。1日は母を呼んで日向ぼっこをさせました。

そしたら母は長男に高校をどこか受けなさいとか、通信制でもいいから行きなさい、と言って、長男を泣かせたんです。でも言ったことを覚えていないんです(笑)。昨日来た時に、「もうあんなことを言わないで」と言ったら、「私はそんなことを言った覚えはない」と言って、ちょっと認知もあるんです。


―――息子さんは中3ですね。


私は「全然気にしなくていいよ。お祖母ちゃんはボケているからこれから何度でも言うと思うけれど、気にしないで」と言いました。そしたら息子は「それでも傷つく」と言いました。
アルバムの写真は、実は一番撮りたかったのは長男だったんです。写真屋さんに電話をしたら、いいですよと言われ1月の末に連れて行きました。そしたら長男は「撮れてよかった〜」と言ってすごく喜びました。文集については長男も何も書くことないと言い、私から先生に断りました。


―――息子さんがどこか高校へ行きたいとか、そういうことは言わないのね。


それはないです。家族で出かけたりするときには外に出ますが、今はカード大会も行かなくなりました。家族で出かけて一番喜ぶのは長男です。


―――それはとてもよかった。ゲーム大会も自分からは行かないんだけれど、誘われたから行っていたんです。熱も冷めてきたというのもあるでしょうが、いまは本当に自分ひとりでゆっくりしたい、自分を大切にしたいと思うようになってきたということですね。

友達がいないとダメじゃないかと思ってしまいがちですが、じつは友達がいない方がゆっくりできて、気持ちが穏やかになれるという時期があるんですね。私は、いま息子さんは自分の気持ちにとっても素直になっているんだと思います。


カードが好きだからというのもあるんですが、何かしなくちゃいけないんじゃないかと無理して行っていたのもちょっとはあったと思います。今の方がいいな、ゆっくりしてくださいという感じです。


―――本当にほったらかしておくと、うまくなるようになって行くんですね。みーやさんの息子さんたちへの愛情も、とても自然でほほえましい。すると、息子さんも落ち着いてきて、自分のことが好きになっていくんですね。家族は「言葉や理屈」ではない、愛情は感じるものだということですね。






「私のワクワク!」特集



―――みなさんの、今の「私のワクワク」は?


ちなちゃん:朝起きたら、別に出かけないけど、「今日は何着ようかな」から始まります。でも違う服に変わってたりして。(笑)

みーやさん:ランチが楽しいです。職場の近くは繁華街なので、たくさんレストランがあるんですよ。今の職場に変わってから、毎日職場の人と「今日はどこで、何を食べようか」とすごく楽しみです。(―――それは毎日ワクワクですね

俊子さん:3食食事をしっかりとって、それ以外は食べないようにしていたら、体重が減ってきました。体重計に乗るのが楽しみです。(――−お痩せになったのね

かえさん:お笑い番組が好きなので、「アメトーク」とか「リンカーン」にはまってワクワクです。

まつぼんさん:同じ病室の人とエヴァンゲリオンの話で盛り上がっています。一番楽しみなのは病院の食事が美味しいことです。(―――それは何よりですね

重則さん:毎日昼ごはんを食べに帰ります。「今日は何かな」と妻が作ってくれるご飯に毎日ワクワクです。(―――それは素晴らしい

淳子さん:以前、韓国ドラマと時代劇を夫と一緒に観ていたんですが、夫はもう観たくないと言うんです。私は録画してあるのを観たいので、早く仕事に出かけないかなと・・。(大笑)

―――淳子さんは一番辛かったとき、何かワクワクすることは? と聞いてもピンと来なかったのね。

今思い出したんですけど、テレビも息子がいたので観れなくて。でも、「お江戸でござる」が好きなんですと言ったら、「それだけは録画しないで生で絶対観なさい」と言われて観ていたんですよね。あのときに風間俊介が出ていて、かつらがとれて(笑)、すごく可愛かったんです。今、朝ドラの「純と愛」に出ていて、それを観るのも楽しみで、楽しみが広がっているんです。

(重則さん:おかげで、当時私は、そのテレビの間中、台所で洗いものをしていました)(笑)

ちーちゃん:最近は朝の8時半に韓国ドラマがあるので、その前に8時ぐらいから座って般若心経の写経をします。幸せな時間です(笑)。写経をしてその後韓国ドラマを観るのが、毎日ワクワクです。

明子さん:私達も朝ドラにふたりではまっていて、すごく楽しみです。

(―――おふたりとも痩せましたね。ダイエットにもはまっているんでしょう。透さんは10キロ痩せたんですね

透さん:それは今停滞しているから、今はこれ! カバンにはまっているんです。これを肩に掛けてどこでも歩いている(笑)。これは横にA4が入るけど、縦にA4が入るのとB5が入るのと4種類持っているのね(笑)。そういうカバンを通販で買うのが嬉しい! 最近、また新しいのを買ったので、それがワクワクかな。

現役のときはこんなものを持つなんて考えられなかった。こんなにカバンにはまっている自分が不思議なのね。これを持って郵便局に行ったりして、レターパックを出したりしている、そういうことをしている自分が「あ〜、今、なんかいいなあ」と思っていますね。

しずりんさん:私は韓国ドラマが更新の日は、パッと起きて仕事を済ませて観ています。
夫が朝早く仕事に出るので、5時には起きてお弁当を作って、なんでも朝早く全部済ませて、買い物も午前中に済ませて、あとは自分の時間です。先日、翌日雨の予報だったので今日のうちに済まそうと畑の草取りをしたら、すごく腰が痛くて、寒気がして頭が痛かったので一日寝ていました。そしたら良くなりました。(笑)

私は何でも夢中になってしてしまうので、夫から「ほどほどにせ!」と、よく言われるんです。ほどほどにしないと、考えてしないとね。

Mさん:自分を誉めてあげるということはあまりないんですけど、毎日の中ではパンが好きで、朝起きたら「このパンとコーヒーを飲んで仕事に行こう」というのが楽しみです。今日もみどりさんから、美味しいパン屋さんを教えてもらったのでワクワクです。

―――息子さんが「死ぬ」と言ったときはどうでしたか。

息子は高校から調子が悪くて、その頃私は本当にご飯が食べられなくて、すっごく痩せてしまって、1日頑張ってパンを一個押し込むぐらいだったんです。ここ何年間かはだいぶ食べられるようになりました。今はありがたいことに、朝のパンを楽しめるようになりました。

みどりさん:半年ぶりの親の会参加です。Mさんの家と近くで、親の会に行く前に、姶良に美味しいパン屋さんがあって一緒にランチを楽しみました。ちょうどランチタイムで、500円でワンドリンクとミネストローネとサラダで、パンはお皿に山盛りで、しかもお変わり自由で、「お変わり出来ないよね」と言うくらいの量でした。(笑)

今日着ているのは、職場で制服にしているもので、春先取りのピンクなんです。このピンクはすごく着たいと思って、「きれいなピンクだね、内木場さんに春が来ているよ」(笑)と言われました。皆さんにも春をお届けしようと思って着て来ました(笑)。娘も、「お母さん、すごく似合うよ」と言ってくれて、そういうのがワクワクです。(笑)






息子に感謝!   Mさん



22歳の息子です。高校時代は体調が悪く、通信制に転校したいという息子を何とか説得して登校させました。卒業後は夫の実家がある愛知に行きそこで2年間引きこもっていましたが、その後、東京の大学へ進学しました。

1年目はなんとか行きましたが、2年目に行けなくなってずっとアパートで引きこもっていました。2年前の3月11日の東北大震災の日に帰ってきて「お母さん、退学届けを出すから」と言ったんです。でも「お父さんには絶対言わないで」と言われ、そのことを単身赴任している夫にはずっと言えなかったんです。何も知らない父親は、就職は愛知で、などいろいろ息子の進路を決めるようなことを言ったので、息子は一切父親の電話に出なくなりました。東京の部屋も実家の自分の部屋の物もほとんど捨てて、「僕、死ぬから」と言いました。

私は、息子との約束もあって、夫に息子のことを伝えることが怖くて怖くて、なかなか言えませんでした。それが親の会で背中を押されて、最近やっと夫に伝えることができ、最終的には息子にも、お父さんにも伝えたと言うことができ本当にホッとしました。

年内に息子にそのことを言おうと決意して、日帰りでもいいから東京に行こうかと夫に相談したら、「わざわざ行かなくても電話でいいんじゃないか」と言われ、話す内容を夫と相談しました。(1)大学を退学したことをお父さんも理解し認めている。(2)これからは自分のやりたいこと、好きなことをしたらいい。(3)お父さんとお母さんにできることはこれからもやっていく、と伝えました。息子は黙って聞いていましたが、「自分は本当にわがままばかり言っているね」と言いつつ、ホッとしたような感じが伝わってきました。

私も息子との距離の取り方がわからず気を使ってしまいます。突っ込んで話していいのか、引いた方がいいのか、わからないので、とりあえず3点だけを伝えました。その後、息子からの連絡はなく、お正月も帰ってきませんでした。私は用事のみをメールで送っています。


―――息子さんはもう「死ぬ」とは言わなくなりましたか。


はい。昨年の夏に鹿児島に帰って来た時にやっとの思いで私に言った1回だけでした。3月にはアパートの更新があります。私は息子に帰って来てほしいのですが、夫は「それもあいつが決めればいい。鹿児島に帰って来て住むのもきついかもなあ」と言っています。


―――あなたは夫への怖さはなくなったの。(はい、だいぶなくなりました) あなたは今幸せですか?(う〜ん、どうかな) あなたは夫が怖くて、自分の意見が言えず、息子さんとの約束も足かせになって、本当のことを言えなかったことが大きな不安になっていたのね。

でも先程、あなたのワクワクの話を聞いてホッとしました。毎日おいしいパンを食べているのね。みどりさんにもおいしいパン屋さんを紹介してもらったのね。


気持ちがすごく楽になって来て、夫ともずいぶん話せるようになりました。ただ今までのことがあって、パッとすぐには切り替えられない部分もあります。


―――夫や娘や息子のことではなく、自分がパンを食べることが一番好きと素直に言えるその気持ちを最優先にして行くといいですね。そうすると息子さんは「ああ、お母さんは僕のことを心配していないな」「あなたはあなたの人生を生きて行けばいいんだよ」と息子さんに伝わっていくんですね。そのことが大事ですね。気持ちが楽になって本当によかったですね。


すごく楽になりました。大きなしこりが取れたようになって、本当に息子に感謝しています。今までは生きているのがずっと辛くて、なんでだろうと思って来ました。それが少しずつですが、生きていけるようになりました。


―――息子さんのことを心配しているんだけれど、結局は自分の生き方の有り様を問われているんですね。

息子さんに(2)「好きなことを見つけて・・・」という言い方 はやめた方がいいです。なんとか励まそうと言いがちな言葉ですが、好きなことがなければだめなのかと気持ちの負担になります。好きなことを何かしてほしいと、今の状態を否定してしまうんですね。

子どもは自分で解決していく力を持っています。必ずわが子は自分で自分の人生を歩いていきます。親が「しない」と子どもは「する」ようになります。親が黙っているということは、わが子に全幅の信頼を寄せているという何よりの証なんですね。







くるっターン!    ジェリさん



お久しぶりです。以前に親の会に参加した時に、「痛みがあるんです」と言って、そのまま日常生活を淡々とこなしていましたが、ふとした瞬間に頭の中に不安がよぎったりすることもありました。1月25日に6ヶ月ぶりの乳癌の定期検診がありました。

トモちゃんに「痛みがあるのに病院に行かないの」と聞かれたことを思い出しましたが、私ってこうやって心配を先延ばしにしてやってきたんだな、乳癌が発見された時もそうだったな、こんなふうに時間がかかるのが私なんだなと再確認しました。

結果は異常なしでした。(―――よかったですね)ありがとうございます。でもあちこち痛いのに何もないというのはおかしいと思って、病院へ行く前夜夫に「覚悟しておいてね」とだけ言いました。夫は普通にしていて、次男も付いていくと言って、いつものように3人で行きました。血液検査と骨に転移がないかを調べる検査を受け、結果は郵送になりました。

検査に数時間を要したので、その間食事をしたり、息子が天文館のアニメの店に行ったのを迎えに行って、夫と何年かぶりに天文館の通りをほんの短い距離だったけれど歩いたのが嬉しくて嬉しくて、これだったら6ヶ月じゃなくて、3ヶ月毎にしてもらったら、夫とデートできると思いました。すごくワクワクして楽しかったです。(笑)

次男は20歳になりました。小1の時から不登校で、本人は「幼卒」と言っています(笑)。病院には高齢の方もひとりで来ているのに、私は夫や息子に付き添ってもらって本当に幸せだといつも思います。これでもう充分幸せだと思いました。

郵送結果を開けるのは怖いし、病院では夫の帰りを待って開けようと思っていたんですが、検査から数日経ったら落ち着いてきて、「結果は受け止めなくちゃね」と言うと、息子も「そうだね」と普通に言ったので、開けてみたら「異常なし」と書いてあって、ふたりで大喜びしました。夫へもメールで知らせました。病気したのは嫌ですが、こんないいこともあるんですね。


―――「私も離婚したい、夫は私に無関心なのが辛い」と以前話されたことがありました(笑)。でもあなたのお母様のお口添えでそうではないとわかったのね。(はい)

あなたはおしゃれが好きで、通勤5分の職場へも毎日おしゃれをして通い、夫が帰るまで着替えしないで待っていて、帰るとくるっとターンして見てもらう・・・でした。


はい、今もしていますよ。(笑)


―――私はそれを聞いて本当に嬉しかったです。直樹さんは無口な方ですものね。その人なりの愛情の表現があっていいんだということでしょう。ご夫婦が、紆余曲折があっても、ゆっくりと時間をかけて愛情を大切に育んでいる、あなたの幸せな気持ちがちゃんと相手に伝わって、相手も大きな幸せであなたを包んでくれている、ちゃんと落ち着くところへ落ち着いていくんですね。大きな病気をしたけれど、家族の愛情があなたの病気も癒してくれていると言うことですね。お話を聞いて本当に感動しました。






解決の道は自分のなかに   ちーちゃん



私は自分のためにお金を使うことはこれまでありませんでした。息子には息子が着なくても高い服を買っていたんですけどね(笑)。今は自分の好きなことにお金を使うようにしています。


―――先月のあなたのお話で、お姉さんが「うちの息子に聞いたら、友達だったらかかわらない、同級生だったら友達になりたくない、と言っていたよ」「運転免許代ぐらい出るんだったら、あなたの息子の家庭教師をしてもいいよ、と言っているよ」と言うお話に、本当に心が傷ついただろうな、ひとりで抱えていた頃は辛かっただろうと思いました。


1月の末に息子のことで母ともめたんです。互いに感情的になってしまって。それで私は母に手紙を書きました。「世間の常識からすればおかしいかもしれないけれど、私は息子が生きていて笑って話したりできることが幸せ。エネルギーが満タンになったら必ず動き出すので見守っていてほしい」と書きました。私も手紙を書いたことで自分の気持ちを整理することができました。

親の会の言葉が書いてある手帳に「問題解決の道は自分の中にある」「自分自身の物の見方次第で、幸せにも不幸せにもなる」とあったんです(涙ぐむ)。やっと自分で納得できました。

息子に姉の息子が隣のお祖母ちゃんのところに下宿することを伝えたら、「えっ」と言ったので、「あなたが気を使う必要はないし、普段通りに生活したらいいよ」と言ったら、笑っていました。私もやっと自分で解決して納得したので、息子に伝えられ、そのことが息子にも素直に伝わったのかなと思いました。

姉のことも吐きだすことができたし、甥が来ることで、母たちの視線がそっちへ向いて行くことは息子にとってもいいことだし、甥のことで母と姉との関係になっていくのでいいかなと、いい方へ解釈しています。私は客観的に母と姉の関係を見ていたらいいんだと気が楽になりました。


―――「解決の道は自分のなかに」。息子さんから大きな財産をもらってよかったですね。あなた自身が自分を一番大切にして生きて行く、息子さんに教えてもらったんですね。すばらしいですね。

先月親の会が終わった後に重則さん・淳子さんの息子さんがここに来てくれました。29歳のカッコいい若者になってね。「本当にお世話になりました。今、僕はホテルを辞めて、セブンイレブンの配送の仕事をしています」と言ってくれたんです。あんなに不安だった子が、です。不安であることは、かえって生きる力をつけていくんじゃないか、と感動しました。

重則さんは、先月「息子が朝食も食べずに朝早く出勤するのが心配です」と言われていましたが、親心ですねぇ(笑)。それ以上に息子さんは大きく成長して、自分の人生を歩いて行っているんですね。親って、いるだけでいいんですね。子どもは自分で自分の人生を決めていくということですね。





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最終更新: 2013.4.6
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