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夏合宿を終えて 現地実行委員会より

!合宿ご参加ありがとうございました!


 夏の全国合宿が終わって、1週間がたとうとしています。
 私の住むマンションの9階の小さなベランダから、今は、海が真っ青な空のもと、キラキラと輝いて、白いヨットが走っているのが見えます。



おだやかな風がゆっくりと流れています。夏の景色です。
 みなさま、お変わりありませんか。



 全国合宿でともに泣き、笑い、感動をともにしたあの余韻に心地よくひたっています。



 みなさまのおかげで、全国合宿が大成功に終わることが出来て、現地実行委員会を代表して心から感謝もうしあげます。ありがとうございました。



 あの日、26日、合宿前日の世話人交流会の日の朝、あの「恐怖」は忘れない・・
・。
 ベランダから見る海は、前夜からの9号台風の接近で荒れ狂い、きばをむきだし
て、おそいかかってくるようでした。



 「どうして、台風ちゃんまでくるんだよおお!」「1年間準備したんだから、ちょっとは静かにしてくんない?」 でも、海はちっとも静まりません。
 気をとりなおして、空港へ。



 空港ではJTBの職員、ホテルのバスの運転手さんが待機していました。
 「神様、仏様、すべての神様、このさい、信心深くなります。飛行機着いてね!」その「願い」が通じたのか、奥地さんはじめみなさんが「ジェットコ−スタ−だったあ!」と言って降りてこられました。うれしかったです。



 霧島の高原を「自慢気に」案内するはずが、雨ばっかり。「みなさん、ここにすばらしい霧島連山がみえる予定ですう…」と迫力ゼロのご案内。



 27日、いよいよ当日です。
 そうです。その日、今度は台風11号がごていねいに鹿児島に来たのです!
 朝食をとっているところに、JTBが手招きします。「飛行機着かないかもしれない・・」「エ−ッ!  どうしよう!」「そうなったら奥地さん、講演して」、なんとか対策をと言う私に、「なんとかなるわよっ!」と頼もしい奥地さん。



「そうだ、なんとかなる。日頃、親の会で言ってることの応用編。命さえあればいいさ。どっちに転んでもシメタだ」と私。



 雨、風のなか、現地実行委員の鹿児島の親の会のみなさんがぞくぞく到着。表情も引き締まっていました。



  JTBと空港出迎え組から次々に報告が入ります。「今、飛びました」「今、着きました!」 おおっ、なんと感激! この時ほど、パイロットに感謝したときはありません。



 こうして、合宿は幕を開けました。
 講演会、子どもシンポ、分科会。
夕食の内容もおいしかったとおほめをいただきました。
懇親会は飛び入り参加も続出。心配無用でした。
みんなが主催者。全員でもりあがりました。



 翌日の「この人と話そう」も、前日の寝不足とたたかいながらも集中して。
「知覧中いじめ自殺裁判の報告」は時間配分まちがって、パニックになったのもいまではエピソ−ドになりました。
(話せなかった分はさっそく、こちらに掲載しています。)



 親たちシンポも大会をしめくくるにふさわしいものでした。
 涙あり、笑いあり、感動、感動の連続でした。
どれもが、熱心でした。はげしく議論する光景もあり、真剣でした。



 周到な準備があったおかげで、2日間、トラブルもなく運営できました。
 最後に、壇上にたった鹿児島の実行委員会のみなさんに、全国の皆様から惜しみない拍手。どんなにかうれしく誇りにおもったかしれません。


 
 猛暑とたたかいながら、東京シュ−レの皆様が作ったミニトレインも運ぶのに3回も海路をチャレンジして、陸路に変更。28日は快晴のもと、今度こそ霧島連山をバックにして走らせることができました。



 最終日、皆様を見送ったあと、鹿児島の実行委員会がかわりばんこに乗せてもらいました。感無量でした。



 子ども交流合宿「噴夏祭」では、もの作り、スイカを描いておいしくたべたり、皿回しも好評。韓国岳登山、サッカ−に、野球に、・・・。子どもたち(一部大人たち)が輝いていました。小さいおんなの子が真っ赤にマニュキアをぬってもらって、それはそれはかわいい写真もあります。(こちらに掲載してます。



 「今度の合宿で、いっぱい元気をもらった」とたくさんの感想をいただきました。もちろん、鹿児島の親の会も元気をいっぱいいただきました。



 「全国合宿って、元気をいっぱいもらって、また、地元で活躍できるためにあるんだね」と、そう思いました。



 今回の合宿の一番の収穫は、多くの感想文に書いてありました。 
 「いのちがあればまるもうけ」です。



 「命がある、生きていることが全て」だと。
 そのことを参加されたみなさんが実感されたことがとてもうれしくおもいました。



 参加者は、

              宿泊    おとな  402人   子ども  172人
      日帰り     244人      24人
      ─────────────────────
         計 644人     196人  合計 842人でした。
        
            マスコミは10社、21人が取材しました。



 各地の親の会の世話人の皆様が、遠い鹿児島の大会を、我がこととしてなんとか成功させようとご協力いただいたおかげで、大成功のうちに終えることができました。



 たくさんのお金をつかい、遠いところへ文字通り台風に向かって「命がけ」で参加された各地の親の会の皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。



 おひとり、おひとりにお礼をお伝えすることはできないのが残念です。どうかよろしくお伝えくださいませ。



 子どもシンポ、親シンポのシンポジストのみなさん、「この人とはなそう」のみなさん、OB、OGの分科会で「大丈夫だよ」と言ってくれたゲストのみなさん、そして、そして多くのみなさま、ありがとうございました。
 


 暑い日本。おからだお大切に元気でご活躍ください。
 また、お会いしましょう!



   2002年8月3日
   登校拒否を考える親・市民の会(鹿児島)世話人代表 内沢 朋子




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